プラスチックとの賢い付き合い方
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プラスチックは、軽くて丈夫という性質から私たちの生活に欠かせない素材となっています。
その一方、環境省の調査では、家庭ごみのうち約62%(容積比)を占める容器包装ごみのうち、プラスチック製容器(ペットボトルなど)ごみがその約47%を占めているそうです。
レジ袋有料化へ
令和2年7月からスーパーなどで使うレジ袋の有料化となります。
レジ袋は丈夫で軽く、便利なものですが、国内で年間約400憶枚が流通しているといわれ、私たち1人が1日1枚を消費している計算となります。
レジ袋が有料化になるからではなく、「利用しない」ことがなぜ重要か。一人一人がもう一度理解を深めましょう。
〇なぜレジ袋を減らすの?
(1)石油資源節約 レジ袋などのプラスチックの原料は石油です。ごみで燃やしてしまうと、新たなプラスチックの製造に石油が浪費されます。
(2)温室効果ガス削減 ごみを燃やす際に出る温室効果ガスを減らし、地球温暖化を抑止しよう。
(3)海洋ごみ削減 海に流出したプラスチックは、自然環境にも私たち人間の体にも悪い影響を及ぼします。
海洋プラスチック問題
陸から海に流出したプラスチックごみは、今や地球規模で海を汚染しています。日本の海岸に流れ着くごみの数もプラスチック類が最も多くを占めています。
2016年の世界経済フォーラムの報告書で、今のままでは2050年(令和32年)までに海洋プラスチックの量が魚の量を超すだろうと予測しています。
海洋プラスチックごみには、漁網などの大きなものから、ペットボトルなどの生活から出るごみなど多岐に渡り、それらにより海洋生物や沿岸居住環境への影響等の被害が考えられます。
また、近年、海洋プラスチックが太陽光などにより微細に分解されて生じる「マイクロプラスチック」※が生態系に及ぼす影響が懸念されています。マイクロプラスチックは有害物質を吸着する性質があり、それらを魚等が誤って食べてしまいます。その魚を食べるのは私たち人間です。
※マイクロプラスチック=サイズが5mm以下の微細なプラスチックごみ。分解されたプラスチックごみのほかに、洗顔料、歯磨き粉の研磨剤など人為的に作られたものが海に流出したものも含まれ、汚染は北極、南極まで拡大している。
わたしたちに今、できること
(1)余計なプラスチックを使わない、貰わない、購入しない
・マイバッグを常に持ち歩き、レジ袋を使わない、貰わない。昔ながらの風呂敷も便利です。
・マイボトルを利用し、使い捨て容器の飲料を極力購入しない。
・いつも買う生活資材の見直し。プラスチック製から木製、金属製など。
(2)購入、使用する場合は最後まで責任を持つ
・購入時に長持ちするもの、捨てる時のことも考えて製品を選ぶ。
・使用後はポイ捨て厳禁!!ポイ捨ては「海洋プラスチックごみ」の発生原因。
・山の中のごみも風に飛ばされ、川を伝いやがて海に流れ出ます。
(3)再資源化の徹底(分別はごみと資源の分かれ道‼)
・レジ袋等、プラスチック製容器包装、ペットボトルを分別し再資源化する。
※減量化、資源化は全てのごみでお願いします
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