香美町寺社建築調査報告書
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香美町教育委員会と香美町歴史文化遺産活性化実行委員会では香美町内の社寺建築の調査を実施し、その結果を報告書として刊行しました。
香美町内の寺社建築の保存と活用を図るため香美町内に所在する339棟の寺社建築のうち、顕著な特徴をもつ99棟を選択し詳細な調査を実施しました。調査は神戸大学大学院教授黒田龍二先生、京都大学大学院教授山岸常人先生に依頼しました。
調査の結果香美町の寺社建築の特徴として
- 18世紀に建立された建物が多く残されている
- 多様な構造形式の神社本殿が残されている
- 小規模ながら細部意匠に工夫をこらした社殿が多い。
- 堂が多く残され、今も村人の信仰の場として使われている。その形態や機能は多様であり、その歴史的変遷も窺い知ることができる
などが確認されました。これらの調査から香美町の寺社社殿群は県内はもとより全国的にも突出した地域的特性をもっている。また、堂とともに民俗行事がなお息づいている点も貴重であることがわかりました。そして報告書の「まとめ」(P175)には「このような良質の近世寺社建築が遺存する要因は、この地域の敬虔な信仰心と、祖先の残した遺産への敬意にあると考えられる。」とあります。
報告書は香美町内の各地区公民館にて閲覧が可能です。また下記のリンクからダウンロードが可能です。
調査の様子(熊野皇神社 口大谷)
このページに関するお問い合わせ先
教育委員会 生涯学習課
電話番号:0796-94-0101
FAX番号:0796-98-1532
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