文堂古墳出土装飾大刀の3次元計測画像の公開について
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香美町村岡所在の文堂古墳は、3本の装飾付大刀(頭椎大刀<かぶつちたち>、双龍環頭大刀<そうりゅう
かんとうたち>、圭頭大刀<けいとうたち>)や装飾付馬具など豪華な副葬品が出土した7世紀前半の古墳
として、とても有名です。
金銅で飾られた頭椎大刀や装飾付大刀は、全国の出土例の中でも特に残りが良い例として知られています。
3種類もの装飾付大刀が出土した古墳は限られており、但馬の有力な支配者の墓と位置づけられています。
香美町教育委員会は大手前大学史学研究所と共同して文堂古墳の資料整理と検討をおこない、2014年に
学術調査報告書として成果をまとめました。さらに、2023年度より「文堂古墳と古代山陰道」プロジェクトを
開始し、古代山陰道の要所に位置する古墳という視点から新たな評価を進めています。
この活動の一端として、2本の装飾付大刀について、大手前大学が最新鋭機器を用いて精密な計測を実施してWEB上で3次元画像として広く公開することとなりました。複雑な造りの大刀の詳細を、スマホやタブレットなど手元で様々な角度から観察でき、地域の優れた文化財を身近に体験・学習できる手段として広く活用することが期待されます。
使用したWEBサービスは世界の美術館・博物館で利用されており、この情報も世界に向けて発信されます。
なお今後、馬具や出土した石室などの計測を進め、文堂古墳の「まるごと3次元化」をめざしています。
文堂古墳出土 頭椎大刀 3次元画像
下記のQRコードのサイトで公開しています。ぜひご覧ください。
https://skfb.ly/ptorA
このページに関するお問い合わせ先
教育委員会 生涯学習課
電話番号:0796-94-0101
FAX番号:0796-98-1532
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