香美町
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令和6年度施政方針 問い合わせ番号:17114-2525-7641
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令和6年度における町政運営の基本的な考え方

 令和5年台風7号による県下で初めてのレベル5「緊急安全確保」の発令をはじめ、令和6年能登半島地震により多くの方が被害に遭うなど、改めて町民の皆様が安全で安心して暮らせる災害に強いまちづくりに取り組む必要性を感じたところです。

 また、コロナ禍で落ち込んだ町内経済、観光産業にも力を入れていく所存です。

 令和6年度の予算編成にあたっては、町の主要施策であります「第2次総合計画後期基本計画(令和3年度から令和7年度)」及び重点施策であります「第2期総合戦略(令和2年度から令和7年度)」の着実な実践を図り、町の将来像である『こどもたちに夢と未来をつなぐまち』の実現に向けた施策展開を図ることを基本的な考え方としています。

 具体的には、「防災力を高めながら、町民生活を支える予算」をコンセプトに、地域防災拠点整備をはじめ、町民生活の支援、町内経済対策、これらと併せて将来にわたり持続可能な財政運営を実現させるための取組を進めてまいります。

町長

2024年(令和6年)第146回香美町議会(定例会)

安全・安心なまちのしくみづくり(防災、生活環境、交通、地域活性化)

治山治水対策の推進

 土砂災害の防止、がけ地の隣接地に居住する町民の生命と財産を守るため、県と急傾斜地崩壊対策事業に取り組むとともに、集中豪雨や台風等による被害を防ぐため、町内6河川の浚渫工事等を実施します。

 また、防災力強化のため、津波・高潮対策を早急に推進すべく対策工事等を進めます。

消防防災力・防犯体制の強化

 防災力の強化に向けて、大規模災害時における救援、救護、復旧活動の拠点となる香美町地域防災拠点施設を香住区山手地内に整備します。   

 計画では、救援物資等の集積・配送スペースのほか、備蓄倉庫、待機スペース、会議室等の機能を兼ね備えた施設とし、併せて、アクセス道路や駐車場等の周辺整備を含め令和6年度中の完成を目指します。

 消防施設については、年次計画により小型動力ポンプの更新(4台)等を行い、消防力の強化を図ります。

 また、防犯対策として、自治会等が行う防犯カメラ設置事業及び防犯灯のLED化事業について、新たに更新・修繕も補助対象に加え、助成制度を継続します。

消費生活トラブルの防止

 消費者にとって、様々な情報やサービスが多様化することで、知識不足などによる、契約に関するトラブルや悪質商法等の被害を訴える相談が後をたちません。

 このことから、安全で安心して暮らせる消費者社会の実現のため、美方警察署、但馬消費生活センターなどの関係機関と連携し、消費者教育・啓発活動に取り組みます。

上下水道環境の整備

 水道施設の計画的・効果的な整備と適切な維持管理を行い、清浄にして安全・安心な水の供給を図るため、水質対策、停電対策、耐震化対策及び老朽施設の更新整備を行います。

 下水道施設においても適切な維持管理を行い、快適な生活環境の保全と公共用水域の水質保全に努めるとともに、香美町地域防災拠点施設の整備等に伴い山手地区汚水管渠布設工事を行います。

 また、効率的な施設管理を推進するため、香住浄化センター監視装置の更新に伴う実施設計業務、下水道処理区の統廃合を検討するために香美町下水道統廃合等検討業務に着手します。さらには、長井南処理区と長井北処理区の統合工事の完成に伴い、両浄化センターの解体撤去工事を行います。

地球温暖化対策

 脱炭素社会の実現に向け、町が先頭に立って実践すべく「香美町地球温暖化対策実行計画」を改定しました。併せて、国が目指す「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」のため、職員の省エネルギー行動の推進、施設、設備の省エネ対策、将来的な再エネ化に取り組みます。

道路網の整備 

 町民生活の利便性と安全性を確保するため、町内の橋梁(41橋)の計画的な点検及び橋梁修繕工事(2橋)を行うとともに、香美町地域防災拠点施設の整備に伴う山手地区内の町道舗装工事、生活道路における災害防除工事、損傷の著しい町道路線の舗装修繕を実施します。

 また、早期事業化が課題の山陰近畿自動車道の未事業化区間である佐津ICから(仮称)竹野IC間、主要地方道香住村岡線の加鹿野から三谷間(大乗寺BP2期)については、引き続き早期の事業着手、完成に向けて要望活動を行います。

 さらに、現在事業中である国道9号笠波峠除雪拡幅事業についても、残りの福岡区内の0.7kmの早期整備に向けて国の事業推進を支援します。

 なお、令和4年度に事業着手した小代区内の国道482号大谷バイパス2期工事につきましては、早期開通に向けて事業が進められています。

公共交通の維持余部橋梁

 JR路線の維持に向け、将来にわたり町民生活の利便性確保等を図るため、沿線自治体と連携を図りJRとの協議を継続して進めるとともに、より利用促進に繋がる取組を進めてまいります。

 また、町民の皆様の公共交通の利用促進のため、引き続き各種助成制度による支援を行います。

地域の活動拠点の整備

 町民のコミュニティづくりの場として利用する区、自治会及び自治区の集会所の改修に対する補助を継続します。

 また、本年度は香住区の一日市区公民館の改築工事を進めるとともに、新たに香住自治区会館、森区公民館についても、令和7年度の改築工事着工に向け設計業務に取り組むことで、より一層の地域コミュニティの活性化と交流の場の維持に努めます。

活力あるまちづくり(農林水産業の振興)

農業の振興

 国内トップクラスの食用米を産する町として、令和元年度から「香美町おいしいお米コンテスト」を開催し、生産者の栽培意欲と品質向上を図っています。

 これと併せて町内産米のPR活動の展開、他市町産米との差別化、ブランド化、高付加価値化を推進することで生産者の経営基盤の安定を図ります。

 また、本町は県下一を誇る「二十世紀梨」の産地であるものの、生産者の高齢化や担い手不足により栽培面積、生産量ともに減少傾向にあるため、令和5年4月に「香住なしの学校」を開設し、第1期研修生を受け入れ、現在、独立就農に向けて技術習得に取り組んでいます。

 本年度も町内で独立就農を目指す第2期研修生を受け入れ、新たな担い手の育成を行うことで産地の維持に努めます。

 さらに、耕作放棄地の増加防止と安定的な農業経営に資するため、中心的担い手や認定農業者の育成、農業法人の設立及び必要な農業用機械器具の導入に対する支援を引き続き行うとともに、新規就農者の育成・定着に向け、初期投資や経営安定を図るための費用を支援します。

畜産の振興但馬牛放牧

 美方郡産但馬牛のより一層の資質向上を目指し、優良系統の維持と生産規模の拡大による畜産業者の経営安定を図ります。

 また、世界農業遺産の認定を受けた「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛飼育システム」については、地域の関係者と連携を図りながら、次世代に継承していくための保全と活用に取り組みます。

林業の振興・有害鳥獣対策

 森林資源の適切な管理や有効活用のため、国県等と協力して各種事業を展開するほか、森林環境譲与税を活用した条件不利地での間伐等に継続して取り組むとともに、本年度から、自伐型林業者に対する支援や集落主体の森林整備にも支援を行います。

 また、有害鳥獣対策では、猟友会と協力して捕獲体制の強化や防除柵設置に対する支援の継続により、有害鳥獣被害の軽減に努めます。

漁業・水産加工業の振興

 「香美町の水産を考える会」による漁業・水産加工業全体のあり方の検討を引き続き行うとともに、香住東港水産加工排水処理場の整備更新により、加工排水の適正処理を進め、水産加工業者の安定経営に努めます。

 また、全国に先駆けて制定された「香美町魚食の普及の促進に関する条例」に基づき、引き続き魚食普及活動への支援を行い、地域の水産物の消費拡大と地域経済の活性化を図ります

活力あるまちづくり(観光業、商工業の振興)

商工業の振興

 町内事業者の経営基盤強化のため、事業者の経営分析、販路開拓、社会の変化に対応できるビジネスモデルなど、継続して事業計画の策定支援を行います。

また、後継者問題の解決に向けた事業承継対策、新商品の開発、人材育成及び起業・創業への支援を行うことによる雇用の場の創出に取り組むとともに、人材確保のための特定技能制度や技能修得を目的とする技能実習生などの外国人を受け入れる事業者が年々増加していることから、外国人受入費用補助による事業者の負担軽減を図ります。

 さらに、複数の仕事を組み合わせた新たな働き方(マルチワーク)による安定雇用を創出し、移住による地域づくり人材を確保する「香美町地域づくり事業協同組合」の活動を支援し、地域経済の維持と振興、地域の担い手育成に努めます。 

観光業の振興クリスタルタワー

 コロナ禍からの早期回復に向け、観光イベントへの支援を行うとともに、観光ホームページの充実や近隣市町との連携によるインバウンド受入環境整備や観光DX事業に取り組みます。また、観光大使との交流会を開催し、観光大使を通じた香美町PRに努め、観光客の増加に努めます。

 さらに、2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)に向け、「ひょうごフィールドパビリオン」に認定された町内の取組を支援し、観光誘客を促進します。

  山陰海岸ジオパークは、令和4年度の審査の結果、2年間の条件付き再認定(イエローカード)となったことから、令和6年度の世界審査にあたり、山陰海岸ジオパーク推進協議会構成市町として、指摘事項の改善を図り、4年間の認定(グリーンカード)に向けた取組を行うとともに、一層のジオパーク活動の普及推進に取り組みます。

香美町役場神戸営業所 

 平成26年度に開設しました香美町役場神戸営業所につきましては、令和5年度で10年が経過しました。開設後は、日本観光ポスターコンクールでの総務大臣賞受賞、「ももいろクローバーZ」コンサートの開催、グランフロント大阪での香美町フェア開催など京阪神地区でのイベント参加による香美町のPRや特産物の販路開拓により新規取引も生まれるなど大きな役割を果たしてきました。

 しかしながら、神戸営業所については、令和5年度末の開設10年を節目に、閉鎖することとし、今後は10年間で得た成果を活かした一層の観光振興を図ります。

観光施設の整備 

 香美町を訪れる多くの観光客に快適で安全に過ごしてもらうため、観光施設の整備を行います。令和6年度は、「ジオパークと海の文化館の改修工事」、「道の駅あまるべ空調機器改修工事」、「道の駅村岡ファームガーデン屋根改修工事」、「但馬高原植物園大カツラエリア整備工事」、「味取俵石遊歩道新設工事」を行います。

 また、「ひょうごフィールドパビリオン」にも認定されている「和牛の聖地」旧熱田集落にはトイレの整備を、地域活性センター「小代物産館」は、建物更新に向けた設計業務に着手します。

将来を担うひとづくり(移住定住、結婚、子育て、教育)

移住定住対策

 年々利用者が増加している「まちなか移住相談室」を引き続き運営するとともに、町外からの移住希望者がより香美町の魅力や日常の生活を理解しやすいように移住定住支援ウェブサイトのきめ細やかな更新を図ります。

 また、併せてSNSを活用した情報発信を行うなど、町外からの移住促進に向けた取組を推進します。

地域おこし協力隊

 地域おこし協力隊は、現在活動中の6名のうち、任期が満了する隊員1名が町内で起業準備を進めているなど、少しずつですが任期満了後の隊員の定住が増えてきています。

 また、引き続きおためし地域おこし協力隊制度を活用し、地域おこし協力隊を検討している方に、事前に一定の期間、地域協力活動を体験していただき、受入地域とのマッチングを図ることで、新たな隊員の確保と任期満了後の定住に向けた対策を図ります。

ふるさとづくりの推進

 まちの将来像「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」実現に向け、7つの分野別基本方針に基づき、(1)本町ならではの教育環境の整備、(2)多彩な地域資源を生かし、人と経済の循環を生み出すまちづくりの推進、(3)交流の促進と移住定住促進、(4)誰もが安心して健やかに暮らし続けるための事業、(5)環境を守り、風土を生かした産業の推進、(6)災害に強く、利便性の高い安全快適なまちづくり、(7)生涯学習の機会の充実や生涯スポーツ、文化芸術活動の推進を行うためふるさと納税を活用します。

ふるさと納税の推進

 ふるさと納税の寄附額については、年々飛躍的に増額しています。さらなる増額をめざし、業務体制の充実を図り、事業者との連携強化、魅力的な返礼品の開発や品目の拡充、PR体制の充実などを推し進めます。

 これにより町の魅力発信と地域経済の活性化を図り、町内事業者の売上向上と町の財源確保に繋げていきます。

結婚支援対策

 昨年度と同様に町内高校生等の若者が結婚や子育て、仕事を含めた人生設計を考えるライフデザインセミナーを開催し、結婚等を前向きに考える機会づくりを進めます。

 また、家庭、職場以外に居心地が良い場所づくりをすることで地域内外の若者の交流を推進するとともに、引き続き因幡・但馬麒麟のまち連携中枢都市圏として取り組む結婚対策事業を積極的に進めます。

妊娠・出産・子育て支援の充実

 妊娠・出産の不安軽減と経済的支援を目的に「出産・子育て応援交付金事業」を継続するとともに、町独自の子育て支援である「かみっこオムツ券交付事業」を活用した伴走型相談支援の充実、切れ目のない子育て支援の推進、子育てしやすい環境整備の強化を図ります。

 また、医療保険適用の有無に関わらず、不妊検査・治療に要した自己負担額の一部助成を継続し、経済的な負担を軽減することによる少子化対策に努めます。

子育て・子育ち環境の充実

 通所希望のある児童の福祉の向上に資することを目的に、障害のある児童が利用する放課後等デイサービス事業所の開設を予定している日中一時支援事業者に対し支援を行います。

 その他、児童福祉法に基づき、療養の必要な18歳未満の子どもに提供される児童相談支援・児童発達支援サービスに係る経費を障害児通園施設に支援することで、子育て環境の向上を図ります。

給食費の無償化

 就学前施設、小・中学校の給食費の完全無償化を継続し、引き続き保護者の負担軽減を図っていきます給食

 

魅力ある教育の充実

 令和4年度に策定した学校再編計画(案)に基づき、香住区就学前施設再編検討委員会を設置し、私立保育園を含めた香住区の就学前施設の再編に向けた検討を行うとともに、引き続き香住区小学校の2次再編に向けた準備を進めていきます。

不登校対策事業

 全国的に増加している不登校児童生徒への対策として、学校内に安心できる居場所(校内サポートルーム)を設置し、不登校児童生徒の個に応じた学習や生活の支援等を行う「教育活動支援員」を配置することにより不登校対策を重点的に取り組んでいきます。

学びの保障・充実

 学習者用デジタル教科書が、令和6年度から本格導入されることを受け、小学校5年生から中学校3年生を対象とした国の実証事業に加え、町独自に小学校1年生から4年生に1教科の学習者用デジタル教科書を導入し、全ての指導者による学習者用デジタル教科書の活用と可能性を広げる取組を行い、引き続き、児童生徒の学びの充実を図ります。

教育環境の整備

 香住区小学校の1次再編により閉校となる奥佐津小学校の空調設備を小代小学校及び村岡中学校の特別教室へ移設して教育環境の向上を図るとともに、小代中学校体育館の大規模改修工事に合わせて、佐津小学校の空調設備を移設することにより、災害時の避難場所となる体育館の環境整備を行います。

 なお、今後利活用の見込みがない奥佐津幼稚園の園舎については、解体撤去することとしています。

大学連携の推進 

 兵庫県立芸術文化観光専門職大学に併設する地域リサーチ&イノベーションセンターと連携を図り、大学が有する人的資源を活用し、新たな発想による地域課題の解決や地域活性化に繋がる取組を引き続き行うとともに、令和6年度より香住高校・村岡高校生に加え、出石特別支援学校美方校の生徒を対象に、生徒それぞれの特性に応じた自己の潜在的コミュニケーション能力を引き出すための高校コミュニケーション教育を展開します。

 また、新たな取組として、大学のゼミ活動等での来町を通じて本町の魅力発信や関係人口づくりに寄与する取組を行う団体に対して助成を行います。

スポーツの振興

 多くの町民が各種スポーツに親しみ、楽しまれる中、スポーツ指導者の資格取得等に必要となる研修費を補助し、指導者の資質向上を推進します。

 競技では、一流アスリート招聘による講演会や日本体育大学との連携協定によるスポーツ講習会の開催により、国内外で活躍するスポーツ選手の育成を目指すとともに、町民へのスポーツの推進、健康づくりに取り組みます。

 また、施設整備として、福岡体育館の照明LED化、耐震診断を行い、スポーツを行う施設の環境向上を図ります。

図書事業の充実

 3つの町民運動である「読書」を推進するため、スマートフォン等で簡単に貸出予約や蔵書検索ができるシステムを導入するとともに、村岡区、小代区と同様に香住区においても移動図書館車の運行を試験的に行い、利便性の向上に努めます。

 また、読書時間が子どもの学力向上に相関する調査結果から、幼少期からの読書の習慣づけや文章を読む力を身につけるため、学校図書室の整理や推奨本リストの掲示、学校相互の図書の連携により、図書室の充実を図ります。そのために、専門的な知識を有した職員が必要となることから、令和6年度より新たに図書館司書を配置する予定です。

芸術文化の振興

 令和5年度に策定した香美町文化芸術振興計画に基づき、町民が先人から受け継いだ文化を学ぶとともに、新たな文化を育むまちを目指します。

 芸術面では、より多くの町民が芸術に触れる機会を創出するため、豊岡演劇祭2024やクラシックピアノコンサートの開催、文化面では、大乗寺所蔵文化財特別展や講演会、帝釈寺本殿の修繕に対する補助を行うことで、文化財への関心を高め、将来にわたり文化財の保護に努めます。

安心な暮らしづくり(保健、医療、福祉)

健康づくりの推進検診

 町民が自分らしく健やかに暮らせる「健康長寿」の実現を目指し、令和5年度に策定した第3次健康増進計画及び第3次食育推進計画に基づき、健康づくり事業を進めるとともに、季節性インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症など各種予防接種に係る費用の一部助成による負担軽減の継続と特定健康診査及びがん検診等の受診促進を図り、健康で安心して暮らせるまちづくりを推進します。

公立香住病院の運営

 令和6年1月に新たに胃腸科常勤医師が着任し、常勤医師は8名となりました。令和6年度は、兵庫県からの派遣医師が1名減の2名となり、常勤医師は7名体制となりますが、今後においてもより充実した診療体制に努めます。

 さらに、令和3年度から進めていた透析室、リハビリ室及びカメラ室等を備えた東館の新築工事が令和5年度に完成し、令和6年度は外構工事を行うなど、引き続き医療環境の整備を行います。

 町民の皆様に信頼され、安全で安心できる質の高い医療を提供していくため、引き続き医師及び医療技術者の確保に全力で取り組むとともに、病院経営の効率化に努め、将来にわたり持続可能な病院経営を目指します。

こころの健康づくり対策

 引きこもり状態にある方の居場所づくりのため「ひきこもり支援センター」の維持運営、相談支援等の委託事業を継続するとともに、ゲートキーパー養成研修等を推進することで、一人で悩みを抱え込むことの無いまちづくりを進めます。

高齢者福祉の充実 

 第9期の「高齢者福祉計画」及び「介護保険事業計画」に基づき、「みんなで支えあい自分らしく安心して暮らせるまちづくり」を目指し、「地域包括ケアシステムの拡充」、「介護予防の推進」、「認知症施策の推進」、「在宅医療・介護連携の推進」に引き続き取り組んでまいります。

 また、一般介護予防事業における加齢性難聴高齢者の方に対する社会参加促進事業として、新たに中等度難聴の高齢者の方が購入する補聴器の購入費の一部について助成を行います。

障害者福祉の充実

 第4期障害者福祉計画に基づき、「みんな元気で共に支え合うまちづくり」を目指し、障害者福祉サービスや相談支援体制の充実など、自立支援や社会参加への環境づくりとともに、障害のある子どもへの療育について引き続き取り組みます。

 また、町外の障害福祉サービス事業所等へ通所する際に必要となる交通費等の一部について助成を行うほか、村岡障害者(児)支援施設の老朽化対策及びサービスの質の確保を目的として、村岡リハビリセンターに、その機能の移転を行うとともに、香住心身障害者(児)共同生活ホームをはじめとした障害者支援施設の改修を計画的に進めてまいります。

住民サービスの向上(行財政運営)

マイナンバーカードの取得促進

 マイナンバーカードにつきましては、時間外窓口の開設などに取り組み、令和6年1月末日時点で人口に対する交付率は87%と多くの方に取得いただきました。

 また、今後予定されている健康保険証等との一体化やデジタル化によるマイナンバーカードの需要の増加により、今まで取得されていない方の取得もより一層進むものと考えられるとともに、取得時期が早い方のカード更新手続きの増加も想定されることから、円滑な取得、更新に繋がるような啓発や支援を行います。

デジタル化の推進

 国が進める「情報システムの標準化・共通化」の令和7年度中の完了を目指し、取組を進めるとともに、誰一人取り残すこと無く、町民の皆様の利便性向上に努め、併せて、業務の効率化を図っていきます。

このページに関するお問い合わせ先

企画課
電話番号:0796-36-1962
FAX番号:0796-36-3809

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