「キツネ狩り」は、小正月の行事です。
 このキツネ狩りは播磨・丹波そして但馬の全域、県外では東が福井県の白木半島(三方町)西は鳥取県米子市に至ります。大体兵庫県・京都府北部を中心に、若狭から伯耆[ほうき]に至る山陰地方に広がっており、入江の「キツネ狩り」は嫁の「シリハリ」と習合した形態をもつ伝統行事で貴重な文化財です。

指定年月日

平成13年3月14日

種別

民俗文化財 無形民俗文化財

所在地

村岡区入江

指定内容

 入江の狐狩りは、1月8日(かつては14日のとんどの日)に行われます。
 まず先ぶれの人が「もう、ねっされよう(寝なさいよ)」と村中をふれて歩きます。現在は「火い消せえ火い消せえ」とふれます。その声に応じて村の人たちは、雨戸を閉め、光が外へもれないようにし、声をひそめて室内に慎みます。これは昔から、狐狩りを見たら罰が当たるとか、目がつぶれると伝えているからです。先ぶれの人が帰って来る頃には、村中がひっそりと静まりかえって、ただ水音と風の音だけが警ひつの役を果たしています。ご幣をもった人を先頭に、唱えごとを交互に叫びながら、村中をまわります。

用語解説

シリハリ

とんどの日の晩に、若者が祝いごと宿に集り、ユルダの木で木剣とタルの形をしたものを2つ作り、宿に泊まって村の辻でキツネガリのはやしをします。そして、嫁をもらった家にシリハリといって行き、お祝いをもらいます。これは、昔、後醍醐天皇がこの地へ来られたときに、キツネがいたずらしたのを退治したのがもとだといわれています。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 生涯学習課
〒667-1392
兵庫県美方郡香美町村岡区村岡390-1
電話番号:0796-94-0101
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