金の光背がついた観音立像の写真

 左手には、未敷蓮華[みふれんげ]を挿した水瓶を持ち、右手はすぐ垂れて、与願[よがん]の印相を示す。長く垂れた服の二段の折り返し、裾を左右に張った折りたたみ線、膝部分の浅い波のような模様、さらにそれらをまとめるように中央の広い服の重ね合わせの縦線が目立ちます。頭上の十一面は、頂上仏面を含めて、縦に三段に配置されています。目は三日月形の切長で、垂れた髪の毛も毛筋を刻まない簡単なものです。面相は慈悲深い高貴な感じがあって、すべて平安時代末期の特徴をあらわしています。材は桧で一木造ではなく寄木造りです。

指定年月日

大正元年9月3日

種別

有形文化財 彫刻

所有者・所在地

宗教法人大乗寺 香住区森

指定内容

  • 木造彩色 寄木造
  • 像高 138センチメートル

用語解説

未敷蓮華(みふれんげ)

つぼみの状態のレンゲの花

与願の印相(よがんのいんそう)

手の形によっていろいろな意味をあらわしたものを印相と呼びます。

木造十一面観音立像の地図

宗教法人大乗寺

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教育委員会 生涯学習課
〒667-1392
兵庫県美方郡香美町村岡区村岡390-1
電話番号:0796-94-0101
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