○香美町道路占用規則
平成17年４月１日規則第110号
香美町道路占用規則
（趣旨）
第１条 この規則は、道路法（昭和27年法律第180号。以下「法」という。）第32条第１項の規定による道路の占用について、法及び道路法施行令（昭和27年政令第479号。以下「政令」という。）に定めのあるもののほか、必要な事項を定めるものとする。
（許可の申請）
第２条 法第32条第１項の規定による許可を受けようとする者及び法第35条の規定により協議しようとする者（以下「申請者」という。）は、様式第１号に、次に掲げる書類を添えて、町長に提出しなければならない。
(１) 占用の場所の位置図（縮尺５万分の１の地図又はこれと同程度の見取図に占用の場所を朱書したものとする。）
(２) 占用の場所の平面図（縮尺は、100分の１から500分の１までのものとする。）、横断面図（縮尺は、100分の１のものとする。）及び実測求積図（縮尺は、100分の１から500分の１までのものとする。）
(３) 占用物件の構造図（平面図、断面図、側面図等とし、縮尺は、10分の１から50分の１までのものとする。）、設計書及び仕様書
(４) 道路復旧及び交通確保に関する経費見積書
(５) 道路復旧及び交通確保に関する設計書及び仕様書（法第38条第１項の規定により町長が自ら工事を施行する場合を除く。）
(６) 前各号に掲げるもののほか、町長が必要と認める書類
（申請の取下げ）
第３条 申請者は、前条の規定による申請を取り下げようとするときは、道路占用許可申請取下届（様式第２号）を町長に提出しなければならない。
（許可書等の交付）
第４条 町長は、占用許可をしたときは、道路占用（変更）許可・同意書（様式第３号）を申請者に交付するものとし、占用許可をしないときは、その旨を道路占用（変更）不許可通知書（様式第４号）により申請者に通知するものとする。
（占用の変更）
第５条 法第32条第１項の規定による許可を受けた者（以下「占用者」という。）が同条第３項の規定による許可を受けようとするときは、道路占用変更許可申請書（様式第５号）及び様式第１号による許可申請書に変更しようとする部分を明確にした第２条各号に掲げる書類を添えて、町長に提出しなければならない。
２ 占用者が政令第８条各号に掲げる変更をしようとするときは、あらかじめ様式第６号による道路占用変更届を町長に提出しなければならない。
（許可書等の交付）
第６条 町長は、占用の変更を許可したときは、道路占用（変更）許可・同意書（様式第３号）を占用者に交付するものとし、占用の変更を許可しないときは、その旨を道路占用（変更）不許可通知書（様式第４号）により占用者に通知するものとする。
（住所等の変更）
第７条 占用者は、その住所又は氏名（法人にあっては、その名称及び代表者の氏名）に変更があったときは、速やかに町長に届け出なければならない。
（権利の譲渡及び承継）
第８条 占用者は、町長の許可を受けなければその権利を他人に譲渡することができない。
２ 占用者について相続又は合併があったときは、相続人（相続人が２人以上ある場合において、その協議により当該許可に係る行為を承継すべき相続人を定めたときは、その者）又は合併後存続する法人若しくは合併により設立された法人は、当該占用者の権利を承継する。
（許可書等の交付）
第９条 町長は、前条の申請があったときは、その許可・不許可を決定し、道路占用権譲渡許可・不許可決定通知書（様式第９号）により申請者に通知するものとする。
（占用期間の更新）
第10条 占用者は、占用許可の期間満了後引き続き占用の許可を受けようとするときは、当該期間満了の日の１か月前までに様式第１号による許可申請書を町長に提出しなければならない。
（占用許可の表示）
第11条 占用者は、占用許可の期間中、次に掲げる事項を記載した標札を占用の場所又は占用物件の見やすい箇所に表示しなければならない。ただし、その表示をすることが不適当又は困難な場合においては、この限りでない。
(１) 占用の目的
(２) 占用の期間
(３) 占用物件の面積、延長又は数量
(４) 占用の許可年月日及び指令番号
(５) 占用者の住所及び氏名（法人にあっては、その名称及び代表者の氏名）
（工事の届出）
第12条 占用者は、占用に関する工事（以下「工事」という。）に着手しようとするときは、その３日前（道路の通行の禁止又は制限を伴うものであるときは、１週間前）までに様式第10号による工事着手届を町長に提出し、その指示を受けなければならない。
２ 占用者は、工事が完成したときは、直ちに様式第11号による工事完成届を町長に提出し、その検査を受けなければならない。
３ 町長は、前項の検査の結果、工事を不適当と認めたときは、占用者に対し、工事の手直しを命ずることがある。
（工事の実施方法）
第13条 占用者は、道路の掘削については、政令第15条の規定によるほか、次に掲げるところにより行わなければならない。
(１) 丁張りを設けて丁寧に掘削すること。
(２) 一度に掘削する範囲は、当日中に埋め戻しができる限度にとどめること。
(３) 舗装道路以外の道路の路面の砂利及び衣土は、これを路面復旧に使用しようとするときには、下層の掘削土砂と混じらないように完全に区別しておくこと。
(４) 舗装道路の掘削は、のみ又は切断機等で切り取って行うこととし、玄翁又はつるはし等を使用しないこと。
(５) 掘削箇所には、その地質及び掘削の深さ等に応じて適当な山留工を施し、湧水の排水については、適切な措置を講じながら掘削すること。
(６) 道路を横断して掘削する場合には、原則として交通に著しく支障を及ぼさない範囲で部分的に掘削を行い、その部分に交通を妨げない措置を講じたのち、次の部分を掘削すること。
(７) 人家に接近して掘削する場合には、人の出入りを妨げない措置を講ずること。
(８) 掘削土砂が交通に支障を及ぼすおそれがある場合には、これを一時他の場所へ搬出し、掘り穴の肩にたい積しないこと。
(９) 掘削土砂が交通に支障を及ぼすおそれがない場合において、これを路面にたい積するときは、たい積土砂の長さを３メートル以内とし、次のたい積土砂との間隔を１メートル以上あけること。
２ 占用者は、道路掘削した場合におけるその復旧方法については、政令第17条の規定によるほか、次に掲げるところにより行わなければならない。
(１) 埋め戻しは、層厚20センチメートルごとにランマー又は貨物自動車の後輪で十分てん圧すること。
(２) 掘削土砂が良質でない場合の埋め戻しについては、すべて粒径５センチメートル以下及び含砂量25パーセントから35パーセントまでの切込み砂利を使用すること。
(３) 山留工の取り外しは、下部を埋め戻して徐々に引き抜き、崩壊のおそれのある箇所は、その部分を埋め殺すこと。
(４) 軟弱地盤又は湧水地帯にあっては、湧水及び溜水を排除しながら埋め戻すこと。
(５) 砂利道路の表面仕上げについては、前項第３号により区別した上層の砂利及び衣土に必要に応じて砂利若しくは砕石を補充したもの又はこれと同等以上の砂利若しくは砕石を敷きならし、掘削前の路面形にしめ固め、かつ、現実に掘削した面積の1.2倍の面積に、１日の自動車交通量が500台未満の道路にあっては厚さ10センチメートルの、１日の自動車交通量が500台以上の道路にあっては厚さ15センチメートルの量の粒径25ミリメートル以下の砂利を、町長の検認の後、数回に分けて散布し、十分にしめ固めること。
(６) 防じん処理道路の表面仕上げについては、前号の規定による砂利道路の表面仕上げを行い、路面が十分安定したのち、町長の指示する工法により行うこと。
(７) 舗装道路の復旧については、仮復旧として、埋め戻し完了と同時に厚さ10センチメートルの間に適当な粒度の砂利、砕石（コンクリート舗装砕片を含む。）及び良質の目つぶし材をもって掘削前の路面形にしめ固め、平板載荷試験（使用する載荷板の直径は、75センチメートルのものとする。）により、15以上の支持力係数が出るまでてん圧したのち、厚さ３センチメートルの透式アスファルト乳剤舗装を行うこと。
(８) 舗装道路の路面本復旧については、町長の承認を受けた設計書及び仕様書により行うこと。
３ 占用者は、前２項の場合において、これら各号に掲げる工法によることが不適当なとき、又は特殊な工法を必要とするときは、町長の指示する工法により行わなければならない。
（片側通行等による破損箇所の復旧）
第14条 工事施行に伴う片側通行等又は回り道のために掘削箇所以外の道路に破損を生じた場合は、占用者は、町長の指示により、速やかに原形復旧を行わなければならない。
（工事中の保安設備等）
第15条 占用者は、工事の施行に際しては、町長の指示により工事現場に工事に関する諸標識、さく及び夜間の赤色灯その他必要な保安施設を完備し、工事期間中維持を完全にするとともに、掘削土又は工事用器材等により交通に支障を及ぼさないようにしなければならない。
２ 占用者は、工事期間中、工事区間の起点及び終点に様式第12号による工事標示板を設置しなければならない。ただし、町長がその必要がないと認めたときは、この限りでない。
４ 占用者は、工事施行に伴う回り道については、当該回り道を必要とする時間中、その入口に様式第15号による標示板を設置しなければならない。
５ 占用者は、前３項の規定による標示板には、夜間において遠方から確認できるよう照明又は反射装置を施さなければならない。
（町長執行の復旧工事の確認）
第16条 町長は、法第38条第１項の規定により自ら復旧工事を施行する場合においては、あらかじめ占用者と立会いのうえ、当該工事に係る施行面積等について確認を行い、様式第16号による確認書を２部作成するものとする。
２ 前項の確認書は、町長と占用者とが各々１部を保有するものとする。
（町長執行の復旧工事の負担金）
第17条 前条の規定による復旧工事に要する費用（以下「負担金」という。）は、前条の確認書による復旧工事の施行面積等に応じて算定した額を占用者から徴収する。
２ 前項の負担金は、特別の理由がある場合を除き、精算しないものとする。
（占用の廃止届）
第18条 占用者は、法第40条第１項の規定により道路を原状に回復したときは、様式第17号による道路占用廃止届を町長に提出し、その検査を受けなければならない。
（不用物件についての準用）
第19条 この規則は、法第92条第１項に規定する不用物件で町又は町長の管理に属するものの占用について準用する。
（申請書及び届書の提出）
第20条 この規則の規定により、町長に提出する申請書及び届書は、２部提出しなければならない。
附 則
（施行期日）
１ この規則は、平成17年４月１日から施行する。
（経過措置）
２ この規則の施行の日の前日までに、合併前の香住町道路占用規則（昭和51年香住町規則第６号）、村岡町道路占用規則（昭和62年村岡町規則第６号）又は道路占用規則（昭和42年美方町規則第15号）の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、それぞれこの規則の相当規定によりなされたものとみなす。
附 則（平成28年３月31日規則第33号）
この規則は、平成28年４月１日から施行する。
附 則（令和３年９月30日規則第40号）
（施行期日）
１ この規則は、令和３年10月１日から施行する。
（経過措置）
２ この規則の施行の際現にあるこの規則による改正前の様式による用紙は、当分の間、これを取り繕って使用することができる。
様式第１号（第２条、第５条、第10条関係）
様式第２号（第３条関係）
様式第３号（第４条、第６条関係）
様式第４号（第４条、第６条関係）
様式第５号（第５条関係）
様式第６号（第５条関係）
様式第７号（第８条関係）
様式第８号（第８条関係）
様式第９号（第９条関係）
様式第10号（第12条関係）
様式第11号（第12条関係）
様式第12号（第15条関係）
様式第13号（第15条関係）
様式第14号（第15条関係）
様式第15号（第15条関係）
様式第16号（第16条関係）
様式第17号（第18条関係）
