香美町
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香美町文化財保存活用地域計画 問い合わせ番号:16083-5232-3713
更新日:

香美町文化財保存活用地域計画の背景・目的

 兵庫県北部に位置する香美町は北を日本海、南を標高1,000メートルを超える氷ノ山山系の山々に囲まれる自然豊かな地域です。沿岸部は国指定名勝香住海岸、国指定名勝天然記念物但馬御火浦などの風光明媚な風景が山陰海岸国立公園に指定され、内陸部は氷ノ山後山那岐山国定公園、但馬山岳県立自然公園に指定されています。


 私たちの祖先はこのような豊かな自然環境のなかで歴史を重ね文化を育んできました。地域で受け継がれてきた歴史文化は地域の誇りとして大切に受け継がれ、地域コミュニティの要としての役割を果たしてきました。しかし、近年の社会情勢や価値観の変化により、都市部への一極集中、地方の過疎化・少子高齢化が急激に進んでいます。香美町においても例外ではなく、昭和45(1970)年に28,321人あった人口が平成27(2015)年には18,070人に減少しています。さらに、国立社会保障・人口問題研究所による将来推計人口の推計値では、令和27(2045)年には9,076人、令和47(2065)年には4,833人と大幅に減少するとされています。
 この急激な人口減少社会において、文化財の保存・活用とはどうあるべきか、どうしていかなければならないか、そして、どのように地域活性化に結びつけていくかが問われています。


 過去のある時期において、この地域には魅力がありました。魅力があったからこそ、祖先はこの地域で子を生み育て文化を育んできました。しかし、その魅力が忘れ去られたもしくは、価値観の変化により地域の魅力が十分に認知されなくなったことが、この地に人をとどめておくことができない原因の一つとなっています。地域の魅力を詳らかにし、今に生きる私達の価値観のなかで、再評価することが求められています。
 住民、文化財の所有者、観光商工関連団体、教育機関、行政などが連携しながら、地域の魅力を深く理解し、内面を充実させることが中長期的な魅力ある地域づくりであり、地域活性化へと結びついていくはずです。


 このような背景を踏まえ、香美町の歴史文化の魅力を詳らかにし、だれもが深く理解し、地域活性化に資することができるよう、香美町の文化財の保存・活用の基本的計画として「香美町文化財保存活用地域計画」を作成しました。

(「香美町文化財保存活用地域計画」序章 計画作成の背景・目的を一部改変)

文化庁の認定

 令和2年12月18日(金)に開催された文化審議会審議会文化財分科会において、香美町を含む7市町の文化財保存活用地域計画を認定することが文化庁長官に答申されました。これを受け、同日文化庁長官は同7市町の文化財保存活用地域計画を認定しました。

 この認定で全国の認定件数は23件、兵庫県内では3件となりました。

文化財保存活用地域計画の認定について

文化財保存活用地域計画について

このページに関するお問い合わせ先

教育委員会 生涯学習課
電話番号:0796-94-0101
FAX番号:0796-98-1532

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