感染性胃腸炎について

 例年11月頃から、ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎が流行します。本年も感染性胃腸炎の患者が急増し、同時期では過去10年間で平成18年に次ぐ2番目の流行で、今後さらに感染が拡がるおそれがあることから注意が必要です。

 

感染源

 1 ノロウイルスに汚染された食品を生あるいは不十分な加熱で食べた場合
 2 食品の取扱者がウイルスに感染しており、その人の手指などを介して汚染された食品を食
   べた場合
 3 患者の便やおう吐物などを介してウイルスが口に入った場合

ノロウイルス対策

 1 カキ等の二枚貝は、中心部まで十分加熱調理(85℃、1分以上)する。
 2 手洗い、うがいを励行し、調理器具は十分に洗浄し、次亜塩素酸ナトリウム(市販の塩素系
   漂白剤で十分です)や熱湯で消毒する。
 3 患者の便やおう吐物等を処理する時は、使い捨ての手袋とマスクを着用し、汚物が飛び散
   らないようにビニール袋を密封して捨てる。この際、汚物が十分浸る程度の0.1%次亜塩
   素酸ナトリウム(塩素系漂泊剤)を入れる。汚染された場所は次亜塩素酸ナトリウム(塩素
   系漂白剤)で浸すようにふき取る。 

ノロウイルスってどんなもの?

 ノロウイルスは人に感染して下痢やおう吐等の胃腸炎症状を起こす病原体の一つです。カキなどの二枚貝に付着していることがあり、毎年冬場にはこのウイルスを原因とする食中毒が多発する傾向があります。
 また、患者のおう吐物や便からも感染することがあります。近年、高齢者施設などの集団生活の場で感染が拡がることが多く、抵抗力の弱い高齢者や小児などが感染すると重症化することがあります。

感染したらどうなるの?

 感染すると1~2日後に発症し、主症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。通常、これらの症状も1~2日で治まり、後遺症もなく、比較的軽症の病気ですが、高齢者や乳児では、脱水症状などにより重症化することがあります。症状が軽快しても、1週間ぐらいは便にウイルスが排出されるといわれますので、その間も二次感染の防止に注意が必要です。

治療法は?

 現在、このウイルスに効果のある治療薬はありません。
 通常は、脱水症状がひどい場合に、点滴を行うなど、水分の補給等を行う対症療法がおこなわれます。

感染予防はどうしたらいいの?

 1 カキなどの二枚貝は、中心部まで十分加熱調理(85℃、1分以上)しましょう。
 2 石けんを使用し、十分な手洗いとうがいをしましょう。
    特に、トイレの後、調理を行う際、食事前には念入りに。
    高齢者施設などでは、介護の前後や便、嘔吐物の処理後も重要です。
    手洗い後はタオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオルを使用しましょう。
 3 生鮮食品(野菜、果物など)を十分に洗浄しましょう。
 4 調理器具の洗浄、消毒を行いましょう。
    消毒用アルコールは効果が弱く、熱湯か次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。
 5 飲食店や給食施設では、盛り付けや配膳などの作業時には、使い捨て手袋を着用しましょ
   う。
 6 おう吐物や便を処理する時は、マスクと手袋を着用しましょう。
    汚物中のウイルスが飛び散らないように注意しましょう。また、処理中は窓を開けて、十
    分に換気しましょう。


 

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健康課
電話0796-36-1114
FAX0796-36-3809
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